市川社会保険労務士・FP事務所

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 003  国民年金の繰上げ支給を考えていますが、全部繰り上げ、一部繰上げをしたときに注意しないといけないことを教えてください。

 
 全部繰り上げおよび一部繰上げをしたときには、確かにデメリットや注意しないといけないことがあります。
 @繰上請求した減額率は、一生を通じて変更が認められません。65歳以降も繰
  上支給の金  額のままですので、当然、ある年齢で年金の累計額は原則どお
  りもらった場合よりも逆転されることになります。つまり、長生きした場合には金
  額面では原則どおりもらったほうが得です。
 Aいったん請求したら、その後の取り消しはできません。
 B国民年金の任意加入者は、繰上げ支給の請求はできません。
 C在職老齢年金を受給中の場合は、繰上支給された老齢厚生年金は全額支給さ
  れますが、老齢厚生年金は全額支給停止されます。
 D繰上請求後は、障害基礎年金や寡婦年金を受けることはできません。
  (繰上請求後、厚生年金の被保険者期間中の疾病やケガで受診し、障害認定日
   において障害等級に該当した場合は、障害年金が支給されます。ただし、障害
   厚生年金と老齢厚生年金のどちらか一方を選択することになります。)
 E特別支給の老齢厚生年金の受給者は、老齢基礎年金の繰上げ支給に選択替え
  ができますが、その逆はできません。
 F昭和16年4月1日以前生まれの人は、特別支給の老齢厚生年金が全額支給停
  止されます。
 G全部繰上げは65歳までの間で希望する時に請求できますが、一部繰上げは特
  別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢までしか請求でいません。

 H60歳から特別支給の老齢厚生年金を受けられる昭和16年4月2日〜昭和21
  年4月1日生まれの女子は、全部繰上げを請求できますが、一部繰上げは請求
  できません。
 I障害者の特例措置および長期加入者(厚生年金に44年以上加入)の特例措置
  が受けられなくなります。特例措置に該当する人は、報酬比例部分の年金の支給
  開始年齢から定額部分の年金の支給が始まるため、繰上げのメリットはありませ
  ん。


                                (回答:2005.10.2)

 

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