市川社会保険労務士・FP事務所

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Q 023  高年齢雇用継続給付を受けながら働いている場合、年金の調整はどうなりますか?       
 
 高年齢雇用継続給付は、雇用保険に5年以上加入していた方が、失業給付を受けることなく会社に勤務し、賃金額が60歳到達時に比べて75%未満に減額された場合に、60歳以上65歳未満の在職者に支給される雇用保険法による給付です。
 特別支給の老齢厚生年金を受けられる方が高年齢雇用継続給付を受けられる場合、在職老齢年金の調整に加えて、さらに高年齢雇用継続給付を受給したことによる支給停止も行われます。
 この場合の支給停止の仕組みは、在職老齢年金の仕組みによる支給停止の調整を行った後、高年齢雇用継続給付の給付額に応じて、最高で賃金(標準報酬月額)の6%に相当する額の停止が行われます。


●賃金が60歳到達時の賃金月額(みなし賃金月額)の61%未満のとき

    ⇒高年齢雇用継続給付が支給(賃金額×15%)

          ⇒年金が一部カット(総報酬月額相当額×6%)


●賃金が60歳到達時の賃金月額(みなし賃金月額)の61%以上75%未満の
 とき


    ⇒高年齢雇用継続給付が一部カットされて支給(賃金額×雇用保険法で定め
     られた支給率)
 
          ⇒年金が一部カット(総報酬月額相当額×厚生労働省の定める逓
           減率)


●賃金が60歳到達時の賃金月額(みなし賃金月額)の75%以上のとき

    ⇒高年齢雇用継続給付は支給されない

          ⇒高年齢雇用継続給付による年金カットはない


※ただし、標準報酬月額と高年齢雇用継続給付との合計額が支給限度額(339,484円、平成17年8月〜)を超えるときには年金額の調整があります。支給限度額は、毎年8月1日に変更となります。


 高年齢雇用継続給付による調整後の額が、在職老齢年金の仕組みによる調整を行った後の年金支給額(加給年金を除く)を超える場合には、年金は全額支給停止となります。また、年金が全額 支給停止になった場合には、加給年金も含めて年金が支給停止となります。


 なお、高年齢雇用継続給付を受給したことによる老齢厚生年金の支給停止が行われる方は、平成10年4月1日以降に受給権が発生した方(昭和13年4月2日以後生まれの方)であり、平成10年3月31日までに老齢厚生年金の受給権が発生している方(昭和13年4月1日以前生まれの方)については年金額のカットはありません。


                                    (回答:2005.10.9)

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