市川社会保険労務士・FP事務所

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Q 034  5年前にペルーから来日した日系三世の45歳です。短期就労のつもりで日本に来ましたが、年老いた両親の面倒をみなければならず、そろそろ帰国を考えています。来日後から現在の会社で5年間厚生年金を掛けていましたが、年金は掛け捨てになってしまうのですか? 

 日本国内に住所を有する方は、原則として公的年金制度の被保険者となり、短期滞在の外国人もその対象となりますが、受給資格期間を満たさずに帰国すると、保険料が掛け捨ての状態になってしまいます。そこで、特例的な措置として、次のすべての要件に該当した場合には、脱退一時金の請求をすることができます。


  @ 厚生年金保険の被保険者期間が6月以上あること
  A 日本国籍を有しないこと
  B 国民年金の被保険者でないこと
  C 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていないこと


 ただし、日本国内に住所がある場合や障害厚生年金その他の政令で定める保険給付の受給権を有したことがある場合は脱退一時金の請求をすることができません。
また、請求は、帰国後2年以内に行わなければならず、2年を過ぎると請求できません。請求に際しては、脱退一時金請求書、年金手帳、出国を証明するパスポートの写し等が必要です。


脱退一時金の額は下記の通りです。


      平均標準報酬額 × 支給率(※)
 (※)支給率=前年または前々年10月の保険料率 × 1/2 ×被保険者期間に応じ、6〜36


 ○保険料率は、厚生年金保険の被保険者期間の最終月によって、次のように規定されています。
             最終月 1〜8月 … 前々年の10月の保険料率
            最終月 9〜12月 … 前年の10月の保険料率


          ○被保険者に応じた数      
                                
被保険者期間  数 
  6月以上  12月未満   6 
 12月以上  18月未満  12 
 18月以上  24月未満  18 
 24月以上  30月未満  24 
 30月以上  36月未満  30 
 36月以上  36 


                               (回答:2005.10.22)

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