市川社会保険労務士・FP事務所

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Q 064  私はサラリーマンの夫と子供2人で生活しており、私自身も正社員で働いており、共働きです。私自身の年収は300万円くらいです。先日、生命保険の加入を勧める保険会社の外交員の方に、「奥様が働いて収入があるとご主人が亡くなった時に国の年金は下りないからご主人を被保険者にした生命保険に加入したほうが良い」と勧められました。しかし、私に収入があると遺族年金が支給されないというのはおかしいと思うのですが…?
 
 これは生命保険外交員の方が間違っています。夫婦共働きだから遺族年金が支給されないということはありません。
 例えば夫が厚生年金の被保険者期間中に亡くなった場合で、妻が会社に勤めていて厚生年金に加入中であっても、遺族厚生年金は支給されますし、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子供がいれば、遺族基礎年金と子供の加算が同時に受けられます。
子供がいない場合には、遺族厚生年金のみが支給されます。
 ただし、遺族年金は、被保険者または被保険者であった者が死亡した当時、その者によって生計を維持されていた遺族に支給されますが、生計維持関係が認められる年収要件があります。
死亡当時に生計を同じくしていた遺族であっても、恒常的な年収が、将来にわったて850万円以上ある方には生計維持関係は認められず、遺族厚生年金、遺族基礎年金は支給されません。
 年収850万円というとかなりの額ですが、仮に裁定請求時に年収が850万円以上であっても、おおむね5年以内に年収が850万円未満となると認められる場合には遺族厚生年金等の対象者となりますので、ごく一部の高額所得者以外は、共働き世帯であっても遺族年金は要件を満たせば支給されると考えてよいでしょう。


                                    (回答:2006.2.14)

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